「NewYork編」 三日日(11月08日)午前
ランチタイムはとっくに過ぎていた。午前中の歩き廻りでかなり疲れていたけど、今日がNewYork最後の日になるので
頑張って歩くしかなかった。地下鉄の駅を経由して鉄道のGrandCentral駅へ向かう。
古いままの地下鉄のGrandCentral駅地下からあがって来て構内を見た第一印象は「暗い」。省エネを考えてのことじゃないのだろうけど暗すぎ。
それでも観光の名所らしく中心部にある階段では観光客が構内の写真を撮っている。
非常に高い天井。暗くて星座が見えない(無理やり合成)とにかく、昼飯だ。有名なオイスターバーへ行ってみた。(品川駅ビルに最近オープンしたが、NYの従業員がデモをした)
カウンターテーブルに付いてメニューを見るが何が何やらわからない。牡蠣の種類もたくさんあってどれを注文すれば
よいか皆目見当がつかない。食べる物は「生牡蠣とクラムチャウダー」と決まっているので、牡蠣を何種類か
食べれれば良いのだ。すると、メニューの中に牡蠣のアラカルトと書いて有るような気がする名前を発見!
ウェイトレスを呼んで訊いてみると確かに8種類の牡蠣だと言うので、それとクラムチャウダーを注文した。
オーダーが通ると、無愛想な中国系の給仕係りがクッキー見たいのが入ったビニール袋を渡してくれたが
何に使うのかわからない。廻りで食べている人を見ても誰も袋を開けずそのままカウンターの上に置いている。
サービスのお菓子なのだろうかと思っていたが、そうでもないようなので隣でクラムチャウダーを食べていた
ご婦人に質問すると、クラムチャウダーに入れるのだと教えてくれた。つまりクルトンだったのだ。
そのご婦人は、自分はあまり好みではないので入れないのだそうだ。
食事を済ませてから困った事が出来た。支払方法がわからないのだ。チップとかどうしたら良いのか分らない。
先程のご婦人は先に帰ってしまったし、しばらく思案したが意を決してレジに向かいチェックだと言って、
カードで支払うと言うとここではカードは使えない、どこのテーブルで食べたのだと訊かれたので食べたテーブルを
指差すと、そこのウェイトレスに言えと言われた。プエルトリコ系のようなキビキビ動く愛嬌のある女性に
カードで支払いたいと言うと機械を持ってきて受け付けてくれた。レジでは現金しか受け付けないようだ。
どうもアメリカの支払いシステムはややこしい。
駅構内のワインショップでNewYork州産のワインを二本買って駅を出た。今後の行程でこのワインは荷物の中で
一番重く気を使う荷物になってしまった。
ぶらぶら歩きながらホテルに一度帰ることにした。
NewYork市立図書館。ゴーストバスターズの舞台になった
ロックフェラーセンターのアイススケート場 ラヂオシティではくるみ割り人形を上演してるようだった
ホテルのロビーで御一行様と会って、みんなでエンパイヤステートビルの展望台へ行こうという話になり、出かける事になった。
私とSさん以外は地下鉄が初めてなので、結構皆さん緊張しながらも楽しそうだった。
展望台へ登るまでは辛抱の一言しかなかった。辛抱&忍耐で順番を待っていると昨日、詐欺みたいに騙されて乗った
ライドへの悪魔のように誘う従業員がやってくる。時間がない観光客はフラフラと誘いに乗っていく。
経営企業はTony'sなんとか言うようだが、どちらの経営も同じ会社がしているようで利益率の高いライドへ向かうように
展望台への入場制限をしているようにしか考えられない。チケット売り場に入るときは写真を撮れと当然のように
勧誘してくる。こちらは当然のように「いらん」と言って無視する。エレベーターの乗り継ぎフロアでも同じ様な写真撮影の
勧誘があるが、こちらは「おまえらの手口は良く知ってるよ」という笑顔を見せながら、「They are my friends」と
わけわかんないはったりをかまして素通りする。
エンパイヤステートビルからの夜景。安いデジカメじゃこれが限度なのかな?
様々な障害を乗り越えてようやく展望台へ到着。しかしすっごーく寒い。結局、90分以上の時間をかけて登ったのに
10分くらいで降りてしまった。でも夜景は素晴らしく綺麗だったが昼間の方が良いのじゃないかと思う。
今夜の夕食は、ホテルから西側へ歩いて10分くらいのステーキハウスでの食事となった。
歴史のあるステーキ屋の壁には古い写真が一杯飾ってある
肉はキコキコ切らなければならなかった 店内の雰囲気はそれなりに悪くない
ボリュームが大きくて最後の方は、醤油とワサビで胃袋の中に押し込んだ。
食事が終わった後は、インターネットカフェ行きたかったので一人で夜の街を徘徊することになった。
しかし日本で調べていた場所にそのインターネットカフェがない。どうもそこの店は潰れたみたいだったので
Times Squareを目指してぶらぶらと歩き回っていると、公演の終わったような劇場の前で何やら人だかりが出来ている。
出演していた俳優が出てきたので観客がサインを求めているのかなと思いながら見てみたら、金髪の綺麗な女性が
取り囲まれていたので、野次馬根性で写真を撮ってそのうえ図々しく一緒に撮影してもらった。(この時まで誰だか
わかっていなかった)その場を立ち去ろうとした時、誰かが「ファラ・フォーセットさん、サインをお願いできますか?」と
お願いしていたのを耳にして、初めてこの麗人が誰だか知ることが出来た。多分、この劇場に観劇に来ていたのだろう。
サインまで貰う気がしなかったので、そのままその場を立ち去ってTimes Squareへ足を向けた。
(後日、日本へ帰った後社内で自慢してみたが、知っている社員があまりにも少なくて世代の違いを痛感した)
偶然、会ってしまった往年のハリウッド女優
真夜中過ぎののTimes Squareは大晦日並みの賑わいだった。銀座でも終電時間が過ぎれば喧騒な雰囲気は無くなると
思うけど、ここでは明け方近くまでこの人の数は減らないのじゃないかと思えるほど人が溢れている。
驚いたのは、親と一緒に小学生くらいの子供がうろついている事だった。保護者同伴であるならば、夜遅くまで繁華街に
いても何も問題ないようだった。そう言えば、昨夜のミュージカルの劇場にも夜の時間の公演であっても子供がたくさん
見に来ていた(土曜の夜だから?)。
結局、探していたインターネットカフェは見つけることが出来ず、ホテルへ帰ることにした。
タイムズスクウェアの夜景
帰り道の交差点で出動中の消防車を見かけたが、車の混雑でなかなか車両が進まない。しかし、日本みたいに道を開けてくれ
とは、一言もスピーカーで言わない。おまけに消防士はタバコを吸いながらの出動。日本なら世間から袋叩きにあうことは
絶対に間違いないだろうが、この辺も国民性の違いなんだろうなと思うしかなかった。
タバコを吸いながらの出動 車両後部にはやはり星条旗 夜光塗料が塗ってあるのか?
こうやって、初めてのNewYork訪問は無事に終わったのだった。
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